卒業生コメント
半谷 奈緒さん(2006年3月 作業療法学科卒)

リハビリテーション専門病院勤務

対象者のプログラムを進める中で感じる責任の大きさと回復の喜びがやりがいに。

 その方の日常生活に応じて、その方の身体機能回復と動作の獲得を図るのが作業療法士(OT)の仕事です。自然回復にそって、そして良い方向へ向かうようプログラムを進めていきます。あるとき、社会人として働いていた経験のある同期の作業療法士が、「以前の仕事は上司に指示されないと何もできなかった。今は自分で考えて何でも実践できるので楽しい」と話しているのを聞きました。自分で考えて、行動に移していく責任の大きさは、この仕事の魅力であり、やりがいだと感じています。マニュアルがない分、自分の思うように即実行できますが、退院時期が迫っているのに自分の評価(身体機能面、精神面、家族構成から把握すること)が不十分で、対象者へのアプローチが上手くいかないときには、勉強不足を感じます。それでも毎日のように「ありがとう」と言われ、また、回復期病棟なので、対象者の身体機能が徐々に向上していく姿を見られることがとてもうれしく、やりがいになっています。

 作業療法士として働き始めて気づいたことは、私は本当に『人』が好きだということです。ただ、自分自身がしっかりしないと、自分の表情や言葉が対象者と家族に不安を与えることも知りました。学生時代、実習でレポート提出に追われた日々。厳しさを知ってこそ得られるものがあると実感できた思い出です。現役で活躍しているOCRの先生方が授業の中で語ってくれた体験談も今の仕事に大変役立っています。コミュニケーションの取り方、アプローチ手法など、現場に沿った実践的な内容でした。最近では、対象者をよく観察することの大切さ、自宅復帰後の生活もイメージできるようになってきました。これからの目標は、より確かな評価ができるようになること。そして、一緒にいると楽しいと感じていただけるような作業療法士を目指すこと。私と接する方がリハビリテーションに前向きになってもらえたらうれしいです。

◆ある一日のスケジュール◆
8:40 ■朝礼
9:30 ■リハビリテーション開始
12:15 ■昼食
13:10 ■リハビリテーション開始
17:25 ■カンファレンス
18:00 ■終了