人間にとって大切なコミュニケーションを援助するスペシャリスト。ことばや聞こえ、飲み込み障害をもつ対象者を治癒する。
幼児のことばの発達遅れ、聞こえの障害、脳損傷による失語症、高齢者に多い食べ物や水が飲み込めない嚥下障害など、対象者が抱える課題は多岐にわたっています。嚥下障害は別ですが、ことばの発達遅れ、聞こえの障害、失語症などは、私たちにとって最も大切なコミュニケーションに関わる問題です。ことばを奪われた対象者は、相手に気持ちを伝えることも、経験や知識を交換することもできません。そういった対象者に訓練・指導・援助を通して、コミュニケーション機能の回復を図るスペシャリストがSTです。1998年に法制化されたばかりの資格ですが、年々、STへの期待は高まり、STを採用する病院や施設が増えています。しかし、STの国家資格試験は難しく、PT、OTと比較してかなり狭き門になっています。STを目指すなら、国家試験合格率の高い学校を選んだ方が良いでしょう。

失語症を治癒する
脳の障害により、言語機能を失うのが失語症。「言いたいことばが思い出せない」「聞こえているのに、ことばの意味がわからない」など、失語症といってもさまざまです。対象者の障害に応じて、適切な訓練を施します。
子どもたちをサポートする
何が原因で話せなかったり、書けないのか?観察や遊び、ゲームなどを通じて、子どもたちの気持ちや発達のレベル、原因を理解して、ことばの力を取り戻させます。


嚥下(えんげ)障害
高齢者に多い、食べ物や飲み物を飲み込めない嚥下障害。この治療には口、舌、頬、歯、喉、鼻の仕組みや働きなど、嚥下のメカニズムの医学的な理解が必要になります。より安全に食べられるようにサポートすることもSTの仕事です。

